

Gansインタビュー第3回
矢畑智裕〜松本の不落砦〜
開幕当初から、常に課題であり、切望された守備の要としてチームに加入し、初出場となる日精樹脂戦、首位攻防戦となった富山新庄戦、そして、前節のヴァリエンテ富山戦と、この男の加入なしでは、勝利はなかったのでは?とも言えるほどの存在感と抜群の安定感でチームを最終ラインから支える「ガンズの砦」矢畑智裕選手の登場です。
選手がチームを移るとき、様々な思いがある。
出場機会を得たいと思う選手もいれば、
純粋にサッカーを楽しめればどこのチームでもいいという選手もいるかもしれない。
矢畑智裕は今、松本の地にいる。
再び日のあたるあの場所を目指すために…
――Jリーグでの思い出をお聞かせください。
「Jリーグでの思い出と言うよりもこれからそのような思い出が出来ればよいと思う」
――入団のきっかけは何でしたか?
「知人の紹介です。Jリーグ入りを目指しているということで!チームの熱意が伝わってきました」
――松本の印象は如何ですか?
「住みやすい町です」
――アルウィン(松本平広域公園総合球技場)の印象は?
「芝もきれいに手入れされていてJリーグで使っている芝に負けていませんね。本当は良い施設なのでもう少し使えたらいいと思います(笑)」
――チームの現在の雰囲気を教えてください。
「チームの雰囲気はとても良いです。試合に勝ってきている事によって皆の士気が上がってきていますね」
――矢畑選手のセールスポイントを教えてください。
「セールスポイントですかー?うーーん全部見てほしいですねぇー!僕が経験してきたものはすべて試合の中で出していきたいと思っています」
――では、矢畑選手自身の課題は何だと思いますか?
「全てです!!完璧にサッカーが出来るわけではないので」
――1部へ向けての決意を聞かせてください。
「残り1試合内容よりも結果を重視していきたいと思います。そして優勝!!」
――サポーターに望むことは何かありますか?
「もっとサポーターが増えてくれるといいですねぇ」
――最後にファン・サポーターへ一言。
「残り1試合必ず勝ちますので応援よろしくお願いいたします」

ディフェンスに安定感をもたらす実際のプレーのみならず、
彼の持つ“向上心”がチームに与えた影響は大きかった。
混戦で始まった上位リーグの中で、
「昇格」、「Jリーグ」という目標を持った精神力の強さが
チーム全体に行き渡らなければなければ3連勝はなかったかもしれない。
プレーだけでなく「強い気持ち」。
あと一試合、彼はそれをみんなに見せてくれるだろう。
ASP事務局 中沢仁
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